空間工房の家づくり
設計:更級圭建築設計
特徴
周囲が建物に囲まれた住宅団地の中に建つ一邸です。
アプローチが北側からですので、北側に車を停め、必然的に建物配置は南に“押される”のですが。
南側の視線を遮るように木製の壁を立て、部屋との間に「広いデッキ」を設けました。
このデッキと木製壁、が居間の広がりをぐーんとアップさせています。
けっして大きな家ではありませんが、吹き抜けとスケルトン階段、2階のホールを視界的に開いたことで、実面積よりもはるかに「広がり」を感じられます。
施主は高級ホテル勤務の方で、インテリアセンスにも溢れた方でした。
くつろぎのメインのソファは座面の低い「ローソファ」を選択、座った目線の位置にちょうど窓を切ることで、視界の広がりを演出して心地よい空間に。
また、アカシヤ床材に合わせて、ソファやダイニングセット、窓につけるブラインドも木製にして、適度な程よい木質感を調和させています。
建築コストをうまく調整し、小さいながらも快適な住まいを実現した一邸であり、中庭デッキをうまく部屋内に取り込んだ作品です。
施工データ