空間工房の家づくり
設計:更級圭建築設計
特徴
玄関入ってすぐのエントランスで、京都の旅館のような上品な空間になっています。
三和土、木の造作建具は真ん中に格子を、そして木格子の仕切り、くわえて階段も木の仕上。
玄関框の下には間接照明を埋めることで、ほのかな明るさを演出しています。
室内に入ると、キッチンバックセットもカラマツの造作建具をあしらい、建具高さも2m40cmにして天井いっぱいまでにすることで、より一層の木質感を引き立たせています。
対面キッチンの向こう側にあるダイニングは吹き抜けにして開放感を出していますが、壁付け照明はあえて上に向けることで壁を照らし、陰影の妙味を演出。
吹抜けダイニングと対照的に奥の居間はタタミ仕上げで天井を下げて重心を低くし、座で過ごす落ち着いた空間にしました。
床材をイカスミ色塗装で黒くして古民家風にしていますが、それでありながら新しさも感じさせます。
和モダン邸宅のエッセンスをふんだんに取り込んだ作品に仕上がりました。
施工データ