空間工房の家づくり
2022.01.09社長ブログ
日本経済新聞WEB 2022.01.09より
パビリオン・トウキョウ2021(Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13)で発表された「五庵」。会期終了後に解体されたが、今後は長野県茅野市で再制作を目指している(撮影:ToLoLo studio、企画:ワタリウム美術館)
日経新聞の本文記事に次のようなくだりがありました。
入ったときに味わえる「壺中天(こちゅうてん)」の感覚の面白さだ。壺中天とは、小さなツボの中に異世界が広がっていたという中国の故事が由来の言葉で、俗世間を忘れることのたとえでもある。多くの茶室は、日常から遠ざかっていくかのように露地があり、待合があり、にじり口がある。そうして足を進めた先に「ツボの中にいるような極小空間が現れ、そこに広大な異空間が宿る」。
茶室への入り口である小さなにじり口には、くぐることで俗世の身分を取り払うという意味がある。また、茶室をより広く見せ、外界と違う別世界が広がっていると感じさせる効果があるともいわれる。だが藤森さんは、小さな入り口からひょいと入る身体の動作こそがこの効果をもたらすのではないかと考えた。そこで、「にじり口に加え、ハシゴを登る行為を経ることで、小さな空間がさらに大きく感じられると気づいた」。
(以上、抜粋)
小さな入り口からひょいと入る身体の動作こそがこの効果(より広く見せる、別世界が広がる)をもたらすのではないか・・・
同感です。こういうことはおおいにあるようにおもいます。
このユニークな茶室、長野県への移築計画があるそうで。。。
もし、移築されたら是非とも訪れてみたいですね。